「ラスト・レター」に泣いてしまいました!

 今日の午後、ぶらりと映画館を訪れて、岩井俊二監督の「ラスト・レター」を観てきました。

 あの有名な「ラブ・レター」は、全然泣けませんでしたが(笑)、こちらは、つい泣いてしまいました。いや、僕一人だけじゃないですよ、館内のあちこちから、洟をすすり上げる音が聞こえてきましたからね。

 福山雅治って、あまりにカッコイイ男なので、じつは好きじゃないんですが、今回だけは、実に好演してましたね。

 たった1作だけ、好きだった女性のことを書いた小説しか出せてない、まあしがない小説家なんですが、その自信のなさそうな雰囲気が、じつに上手く演じられてました。すっかり、同情を覚えたほどです。

 広瀬すずが、自殺した母親が若かった時と、その娘役の二役を演じてるんですが、これまた好演しています。「なつぞら」の広瀬すずはあんまり好きじゃありませんでしたが、こちらの役は、彼女に似合ってると感じました。

 彼女が、泣きなながら、福山演じる小説家に、母親が自殺する前に来て欲しかったという場面は、もう圧巻でした。涙なしには、観ていられませんでした。

 こういう恋愛映画の作り方もあるんだなあと、そんなことも色々と考えさせられました。

 僕は、長い恋愛小説を書いてみたいなあと、ちょっと思いました。

 松たか子とか、神木隆之介も好演してましたし、「ラブ・レター」の中山美穂、豊川悦治なんかも出ていて、ちょっと笑ってしまいました。