MONKEY  vol.7を読んでいて思い出したこと

 先日、久しぶりに訪れた大型書店で、「キネマ旬報」と「MONKEY」の第7号を買ってきました。

 「キネマ旬報」は、ずっと昔に定期購読してたことがあるんだけど、最近また復活して、毎号店頭で購入してるんです。ちなみに、今号の特集は、もちろん「スターウォーズ」でした。(笑)

 さて、「MONKEY」ですが、川上未映子が聞き手になって、「職業としての小説家」以後、最初となる村上春樹のインタビュー記事が載ってきたので、つい買ってきてしまいました。

 それでペラペラとページをめくっていると、翻訳小説についての柴田元幸と村上春樹の対談がありました。

 海外小説に対する二人の知識量に驚きつつ読んだのですが、その中でたまたま、アメリカ人女流作家カーソン・マッカラーズの「心は孤独な狩人」の話題が上がっていました。

 これは、二人の聾唖者を主人公にした小説なんですが、僕も高校時代に読んだ記憶があります。たしか「愛すれど心さびしく」という映画を最初に観て、それで原作本を買って読んだ筈なんです。なんか寂しくて、切ない話なので、読後感はあまり楽しい気分にならなかったのを覚えています。

 「新潮文庫」で読んだ記憶があるのですが、今は絶版というお二人の話でした。