超能力を身につけた3人の高校生が、自らコントロール不可能なその超能力の故に、だんだんと破滅していく過程を描いたアメリカ映画「クロニクル」。
それをレンタルビデオで観ていて、かつての大友克洋のマンガを思い出してしまいました。
大友克洋は、もともと若者のシリアスな実態を描くのが上手いマンガ家でしたが、そのシリアスさを引きずったまま、「ファイアーボール」だとか「童夢」、そしてあの「AKIRA」を描いていきます。
「ファイアーボール」にしても「童夢」にしても、主人公たちは、自らの能力をコントロールできなくて破滅の運命を辿っていきます。(全員じゃないけど・・・)
その、シリアスさが、「クロニクル」のシリアスさと、とても共通していると思ったのです。
もしかして、「クロニクル」の監督は、大友の作品を読んでるんじゃないかな? そして、その世界を描こうとしたんじゃないかな?
当たってるかどうかは、自信ないけど、「クロニクル」を観た、感想でした。
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