「外岡秀俊」って知ってますか?

「外岡秀俊」って名前を聞いて、すぐに知ってると答えられる人は、

かつて昔、かなり文学青年だった人です。間違いありません(笑)

「外岡秀俊」は、昭和51年に、「北帰行」で文藝賞を受賞しています。(僕が大学3年生の時のことです)

彼は、そのとき東大の学生で、そのまま作家になるかと思ったら、その後、作品を発表することなく朝日新聞の記者になってしまいました。

 僕より、一つ年上の方ですが、平成11年に退職されて、現在はフリーの作家として活躍されています。(別のペンネームを使って、小説も発表しているようです。)

 

さて、今日の話は、彼の書いた「作文の技術」という本についてです。

二年前に、朝日新聞出版から発行されているのですが、人に正しく分かりやすく伝えられる文章の書き方について説明してあります。

僕は3年ほど前から、小さなエッセーサークルの講師をさせてもらっているのですが、この春から、新聞社が主催しているエッセー教室の講師の仕事もすることになりそうなのです。

そんなわけで、勉強しようと思って、この本を買ったのですが、非常に参考になります。

一つ一つの説明に納得しながら読んでいます。

明快で分かりやすい文章というのは、原則的に小説にもエッセーにも相通じるものなのです。

じっくりと読み込んで、役立てていきたいと思います。